360|idev にきています(3日目)

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2日目

200: WHAT’S IN FOR US AFTER THE INDIEPOCALIPSE?

個人アプリの黄金時代が終わったいま、どうすればいい?という内容。
人気者のMarin Torodof 氏(さくじつのEasyAnimationの人)が発表してくれました。

Trodof氏も元々は少人数の仲間を集めて小さなアプリを作ってmake moneyしていたそうですが、最近うまくいかない、デザイナと2人でiOS8のカスタムキーボードを作ったけど、頑張りすぎて病院に担ぎ込まれたため医療費を経費として計上すると完全にマイナス。そんな逆境でワタシはどうしたか!?という、まあ最後は彼の成功エピソードという感じでしたね。

印象に残ったのは、「とにかく自分の好きなこと、やりたいことにフォーカスして、それ以外はやらないようにしたら、物事がうまく回るようになった」と言っていたこと。いわゆる「いい話」だと思うんですが、これは私もそうだと思っています。私はおそらく他のスーパーハッカーのような才能も経験もないですが、プログラミングが好きです。いまのこの環境があるのは常識とか現状にとらわれず、思い切ってそういうことに集中できそうな環境を探して飛び込んで行ったからだと思っています。たぶんあまり経験とかは関係なくて、いつでもなにかしら道はあるというか、そんなことを再確認させられるセッションでした。

人生一度きりですからね。

300: THE CHALLENGES OF BUILDING A DATABASE API (IN SWIFT)

Realmのgiddensさんの話。ゆるキャラでした。
RealmSwiftのAPIがどうしてああなったかというテーマで、とても興味深かったです。
SwiftがXcodeのバージョンごとに全然変わるので、Swift製ライブラリを書くのはまだちょっとツライ(Swift is not ready for 'this', Yet.)と言っていたのが印象的でした。
RealmSwiftは裏側ではがっつり(というかそのまま?)Objective-Cの機能を利用しているということで、XcodeのバージョンごとのSwiftサポートを入れるのが精神的にくるとか。

いまのところ、APIがきれいであるということ以外は、Realm(Objective-C)よりRealmSwiftが優れているということはないようです。性能については、Objective-C<=>Swiftの互換処理が挟まるため、当然Realm(Objective-C)より速くはない、と。structがもう少し動的になったりとかすればPure Swiftにできるかも、とは言ってました(たぶん)。
まあ実際個人アプリで使っている分には全く問題なく使えてますので、ライトユースにはRealmSwiftバンザイと思っています。

ちなみに会場で隣にいたデベロッパ(割とでっかいおっさん)に「Realm使ってる?」と聞いたんですが、「ちょっと見てはみたけど、まだCoreData使うかな。実績あるし。」といった回答。みんな大好きなRealmが本当にCoreDataやSQLiteを置き換えるまでには、USでもまだまだ時間がかかりそうな印象でした。
よく考えたらまだメジャーバージョン0ですしね。

UISearchController with a UICollectionView

POSSIBLE mobileという、会場のすぐ近くにオフィスがあるカイシャの人の発表。

UISearchControllerをUICollectionViewで使うには、というテーマ。
とても簡単に連携できるようでしたが、やはり若干のハマりポイントがあり、その解説も含めて発表してくれました。

サンプルアプリ。 github.com

なんというかアウトラインもしっかり書いてきてたし、バリバリのSIerという雰囲気があり面白かったです。
一緒に働く人を募集していますと言ってましたが、きっとバリバリ系なんだろうなー、とか勝手に想像。

STUMP 360 JR: NOT DEAD YET

何かと思ったら、ちょっとしたゲームの時間でした。2年前から始めたとか。
このイベントで登壇したパネリストがPCは持たずにステージに並んで、観客と双方向にAppleiOSに関する問題を出題して、多く正解したほうが勝ちという、アメリカ人が好きそうなやつでした。結構観客からもコアな出題があったりして、盛り上がりました。観客は問題を見てからググったりしていいけどパネリストはググるの禁止という厳しいルールなんですが、さすがパネリストはエキスパートなので、「知らねーし」みたいな問題もスラスラ答えていました。ああいうのをオタク(horrible geek)というんだな、と思いました、冗談です。

TUESDAY RECEPTION

今日は元気だったので、レセプションにも軽く参加してきました。
私の場合、USのdev事情ってほとんど(Rebuild.fmくらいしか)ソースがないので、こういった懇親会は本当に有益でした。
なんかフランクなノリでライトなオファーをいただいたような気がするようなしないような。。インド人安いけど品質だめだから次は日本かな、とかになるんですかね。あっちにくらべたら日本は単価安いみたいですし。円安エ。。
今日知り合った方だと、ロンドン、サンフランシスコ、シリコンバレー、ブラジル、デンバー(地元)と、本当に世界各国から集まっている感じでした。
まだ、私と同じように日本から来ている人には会っていないです。

まとめ

今日は参加セッションを少なめにしたので、その分中身が濃くなりました。いやはや。
明日は最終日!